あと あと のあと  2011年 7月

7.31
 地元の、東伊那小学校の土俵に(やぐら)が新設さ
 れたのを機会に、土曜日からの3日間、入間部屋
 力士たちが夏合宿にやってきている。
 力士は総勢5名、白いまわしをしているのが幕内の
 磋牙司(さがつかさ)関。
 日曜日の朝だったのに、観客が少なかったかな。

7.30  
 昨日は、琉くんたちと、飯田市動物園に行ってきた。
 スペースはそんなに広くはなく、めずらしい動物がいるわけでもないけれど、地方の
 自治体が運営していて、入場料が「無料」というところがすごい。これぞローカルとい
 う雰囲気の動物園を、維持していることに敬意を表したい。
 夏休みになった子供たちや、小さな子供を連れた家族が訪れていたけれど、人数的
 には、猿山のサルたちの方が多かったかな。

7.29  
 いまや、このに対してバラ色の未来を描けると考えている国民はいないだろう。ところが、政
 権を担当する民主党がいまだに言いつづけているのは、「社会保障の充実」だとか「子育て支
 援」だとか「農家への個別保障」だとか、耳障りのいいことばかり。
 もはや、なんの痛みもなくして、このままの暮らしをこの
で続けられるなどとは幻想にすぎな
 い。おそらく、
国民のほとんどはそのことに気づいているはずだ。
 日本の財政再建にいま必要な処方箋として、あえて誤解を恐れずに私が主張したいのは、ひ
 と言でいえばこういうことだ。「ちょっとかわいそうな人は救わない」今の日本は、国民の大半が
 「ちょっとかわいそうな」状態に置かれていると言っていいだろう。そういう人たちみんなを援助
 するだけの余裕は、はっきり言って現在の日本にはない。全員を救おうとすれば、日本全体が
 沈んでしまう。
 したがって、
国民に対してはっきりとメッセージを出すべきなのだ。「ちょっとかわいそうな
 人は助けることができません。できるかぎり、自分の力でがんばってください」日本再生に向けて、まずはこれを原
 則にしなければならない。
 現在の
年金の受給開始年齢は、国民年金加入者の場合で65歳、厚生年金は60歳だが、いずれは65歳に引き上
 げられることになっている。反発を承知でいえば、私はもっと下げても……思い切って80歳にしてもかまわないと考
 えている。>
 
年金制度が成立した当初の平均寿命は、いまよりずっと短かった。すなわち、年金を受給する期間がいまの高齢
 者よりもはるかに短かったのだ。
年金とはもともと、平均よりも長生きしたことで生活を営むのが難しくなった人たち
 のためのものだったのである。
 いまは元気な高齢者が非常に増えている。当時の60歳はいまの80歳にあたると言っても過言ではない。しかも、
 現在の年金受給者は納めた額よりも相当多くの金額を受け取っているうえ、一方でそれを支える現役人口はどん
 どん減っている。当初の計画のまま維持していけば、財政がパンクするのは必然なのだ。
 せめて平均寿命くらいまでは、働くなり、不労所得を得る方法を考えるなりして、自分でなんとかしてもらうように方
 向を転換……私に言わせれば、
年金制度ができたときの考え方に戻す……しかないだろう。


   「官僚の責任」 古賀茂明   PHP新書  ¥756   7月29日 発売  古賀さんの訴え第二弾です。

 今朝のニュースで、古賀さんが、海江田経済産業大臣と密室で会ったことが報道されました。辞職を迫られている
 彼が、大臣から民間にでも転出するように説得されたのでしょうか?
 少し長くなりましたが、二つのテーマについての内容を抜粋してみました。
 
 
 官僚の主な仕事は、政策を実行するための法律を作り、運用することである。これには短くても
 2年はかかる。法律を作るのに2年、そこから運用にいたるまで周知期間も含めて1年。
 そして、その政策がよかったのか悪かったのかの評価は別にして、具体的な成果が出るのはさ
 らに数年先の話となる。 
 ところが、役所ではふつう1、2年で異動がある。頻繁に異動があるのも、要するに責任の所在
 をうやむやにする狙いがあるわけだが、いずれにせよ、自分が作成にかかわった政策の結果が
 出るころには、大概は別の部署に移っている。
 となると、
官僚の評価は「法律を作って運用した結果こうなりました」という成果では測れない。
 というより、成果を評価しようとすると、ほとんどの場合「成果なし」という結論になるのを恐れた
 
官僚は、難しさを理由に、そのような評価を行っていないのだ。
 政策の成果は評価しない代わりに、それ以前の「法律をつくった」という事実で評価してしまう。
 しかもじつは、そちらの方が官僚の利益拡大のためには重要なのだ。その段階で「目に見える官僚のための成果」
 を出すにはどうすればいいか。いちばん手っ取り早いのが、役所の
利益権限をどれだけ拡大したかということにな
 ってしまう。
 だから、法律をつくると同時に予算を取り、関連団体をつくる。そうすることで「私は天下りポストを一つつくりまし
 た」あるいは「数百億円もの予算を取ってきて、民間に配分する
権限をこれだけ拡大しました」と成果を公言できる。
 役人にとっては、これが民間企業における営業成績になるわけだ。言うなれば、利権が官僚にとっての「売り上げ」な
 のである。


7.28  
 放射線の治療を受けるとなると医療費がかさみそうだったので、市役所まで「健康
 保険限度額適用認定書」を発行してもらいに行った。これは、入院医療費が高額に
 なる場合、病院への支払いが限度額までになるというもの。このあいだ、入院の説
 明をしたもらったとき、病院側からその資料が渡された。
 私は職業柄、現場に足を踏み入れただけでその職場の「実力」みたいなものを感じ
 取ることができるのだが、市役所は、たくさんの人が机について仕事をしているの
 に、ちっともパワーが伝わってこない。この職場を覆っているどんよりとした空気は、
 いったい何が原因なのだろうか?

7.27  
 25日に脳外科の検診にいったときのことです。診察してくれた医師は、2ヶ月前のMRIの画像
 とその日にとった画像とを並べて、「やっぱり症状は嘘をつかないなあ!」とつぶやいて、「森田
 さんはお休みが自由にとれますか?」と訊いてきた。私が「緊急性があるのですか?」とたずね
 ると、「緊急性があればこれから処置をするよ…」と答えられた。
 結局、私の都合は反映されずに、医師が今週大きな手術をしなければならないため、検査入院
 するのは来週の2〜3日に決まった。
 治療の方法は三つあって、ひとつは頭蓋骨を切開して血管を修整する方法、もうひとつはカテー
 テルを使って血管を焼くことにより穴をふさぐ方法、ここまで説明してからニャッと笑い、「実は最近始まった新しい
 方法があって、それは放射線をピンポイントで照射する方法で、今回はそれを採用するつもりだ」とおっしゃられた。
 来週の検査入院は、それの準備のための検査をするわけです。両日とも仕事が入っていたわけですが、無理を言
 って調整させていただきました。「3日は退院した後仕事のために移動してもいいですか?」との問いかけには「い
 いよ」とのことでした。いつまでも仕事を優先しようとしている私です。

7.27  
 中国の高速鉄道の追突事故をめぐっては、早期の事態収拾で“幕引き”を図りたい
 当局側の思惑が鮮明となり、ネットを武器に批判を強める世論とのズレも次第に広
 がっている。
 現場では、追突した列車の運転席を含む最前部が土中に埋められたほか、落下し
 た車両の解体や撤去作業が優先されたことに、ネットでは「生存者がいるかもしれ
 ない車両を重機で解体した作業は
殺人に等しい」などと当局を非難する発言が続々
 と書き込まれ、「技術的な問題を隠そうとする当局の狙いがあるのではないか」と疑
 う声も強い。
 24日午前に新華社電は死者数35人と伝え、さらに同日夜、新たに8人の遺体がみつかったと速報。死者数を43
 人とした。だが、2本の列車に合わせて1400人前後が乗車し、このうち4両が高さ約20メートルの高架から落下
 する大惨事。ネット上の調査でも25日夕の段階で、鉄道省発表の死者数の数字について「信じられない」という声
 が圧倒的に多く、浙江衛星テレビも同日、「(発表された死傷者以外に)
行方不明者がまだ多数いるもようだ」と疑
 念を呈した。

                            産経新聞 7月25日(月) 20時14分 配信

 それにしてもひどい対応だ。こんな国が、これから世界の政治と経済をリードしていく立場になるのかと思うと、空
 恐ろしい気がしてくる。

7.26  
 実は、今朝、羽田発7:55の女満別行きの便で、北海道に行く予定でした。帰りは
 釧路空港からの便に乗りたかったので、羽田発着のJALのチケットを取ってありま
 した。北海道に着いたらまず摩周湖に行って、今夜は、知床半島の付け根のウトロ
 で、オホーツク海に沈む夕陽を眺めようと思っていました。
 2日目は知床五湖をトレッキングして、3日目は納沙布岬から北方領土を望んで、
 最終日は釧路湿原めぐりの観光バスを予約してありました。
 昨日、「北海道に行ってもいいですか?」との問いかけに対して、返ってきたのは、
 「自分の命を大事にしたくなければいいけど…」という医師の言葉でした。考える余地はありませんでした。それか
 ら、航空券と、レンタカーと、宿と、観光バスをキャンセルしました。前日のキャンセルですから本当はひんしゅくも
 のです。わかってくれたかどうかはわかりませんが、精一杯事情説明をしたところです。
 担当医は、「自営業なんだから、いつでも行かれるではないですか」とも言ってくれました。そんなわけで、今年の
 夏休みは、自宅で「安静」を保っています。

7.25b  
 伊那中央病院の脳外科での診断は最悪の結果でした。
 病名は「硬膜静脈瘻」というもので、脈血が静脈に流れ込んでいました。
 耳鳴りのように聞こえる「シューシュー」という鼓動の音は、ポンプみたいになってい
 る血管から発生しているものでした。
 脈圧が静脈にかかっているため、血液の逆流が起きると脳出血が生じるという、
 命に直接関わるものです。
 症状を正確に把握するために、検査入院をして、左腕の血管からカテーテルを挿入
 するとのことです。病は気から、急に顔がむくんできたような気がします。

7.25a  
 WOWOWで4日間テレビ中継された「エビアン・マスターズ」、3日目を終わって宮里藍がト
 ップにいたこともあり、昨夜9時50分からの生中継は頑張って見ようと思っていた。
 ところが、どういうわけか我慢できないくらい眠くなってしまったので、急遽録画に切り替えた。
 そして、今朝は4時に起きて見始めた。
 表彰式のあと、満員のスタンドに向かって英語でスピーチした宮里は、「日本が大変な時に
 勝ててうれしい…」と声をつまらせた。そして、「自分の優勝で涙が出たというより、トーナメン
 ト全体が日本のことを思う雰囲気があった。皆さんの心遣いがありがたかった」と語った。
 なでしこジャパンの大活躍に続いて、藍ちゃんが優勝してくれて元気をいっぱいくれたけれ
 ど、それを活かさなければならないのは私たち。うなだれていてはいけないのです。

7.24  
 白黒テレビが発売されたころは、裕福な家でなければ買うことができなかった。そこで、近所の
 家に見せてもらいに行ったものだ。
 父が飯場で観て面白かったから見せてもらいに行こうと言ったのは、「恐怖のミイラ」という番組。
 今でもおぼろげに覚えているのは、包帯でぐるぐる巻きにされたミイラ。たいした内容ではなかっ
 たけれど、テレビ自体がめずらしかったものだから、それで満足していた。
 テレビを買って貰いたかった私を含めた兄弟3人は、「家の光」の広告のテレビの写真を写生し
 て、父が帰ってくるたびに手渡した。テレビなど買うお金がなかったのに、ずいぶん罪作りなこと
 をしたものだ。
 今では、生まれたときからあたりまえのように家庭にテレビがあり、我が家なんか全部で5台もある。生活の中に
 完全に溶け込んだテレビの、アナログ放送が今日で終了した。

7.23  
 6年前に自宅を増築した際に、住宅メーカーの営業担当者から、「欺された
 と思って取り付けておきましょうよ」と言われ、結構金額がのしたけれど、屋
 根に設置しておいた太陽光発電。定格出力はたぶん5kwだと思った。それ
 が、今どきの日中は、2500Wくらい発電してくれる。
 余った電気は買い取ってくれるので、さぞかし電気料が安くなるのではない
 かと思ったのに、お風呂を太陽熱からエコキュートに変えたこともあって、そんなに安くはなって
 いない。だから、元を取れるかどうかはわからないけれど、「再生可能エネルギー」に少しだけ
 でも依存していることで、精神衛生上救われている。

7.22  
 経費を一所懸命節約したところ、収入が減っているのに税金の額が倍になるという
 不条理さに打ちのめされていたころ、八王子で偶然サテンゴールドのマジェスタを見
 かけ、その風格と存在感に私の魂が揺さぶられました。
 走行距離が24万キロを超えてガタがきはじめている今のマジェスタに、いつまでも
 乗り続けているわけにもいかないし、車を買うなら今の時期しかないからとインター
 ネットで中古車を探していたところ、大阪に条件にぴったりの車をみつけ、長男と見
 に行ったのが先月の27日のことです。
 その車はトヨタのディラーの展示車で、昨年5月の新車登録で走行距離が6千キロ
 にも満たないのに、破格の値段が付いていました。ものをなかなか買うことができない私は、例によってずっと迷っ
 ていたけれど、今のマジェスタの車検が10月に切れることと、費用を今年の経費に算入したかったため、思い切
 って購入することにしました。そして今日、新しい相棒が大阪からやってきたのです。
 小さな外車のスポーツ・カーが欲しかった時期もあったけれど、ディラーが松本にしかなくていざというときに不便
 だから、地元でずっとお世話をしてくれたトヨタのディーラーに面倒をみてもらえる車にしました。たぶん、車を購入
 するのはこれが最後になるでしょうから、10年間乗り続けることができる条件も加味して、サテンゴールドのマジ
 ェスタ
に落ち着いたところです。
 7年間私の足となって活躍してくれた白いマジェスタは、もうすぐお嫁に行って新しい生活をはじめる予定です。

7.21  
 原子力政策でぶれる菅首相には「忍」しかない?――。
 21日午前の参院予算委員会で挙手した
海江田経済産業相の左の手のひらには、
 手書きで「忍」の一字があった。
 同予算委でも、
海江田氏は、首相が「脱原発」方針を表明した13日の記者会見の
 直前、「日本は核兵器を持たない中で、原子力の技術を開発した。『原発ゼロ』とな
 ると、そうした技術が途絶えてしまう」と首相に電話で懸念を伝え、慎重な対応を求
 めたことを明らかにした。「脱原発」に固執する首相との認識の違いは広がるばかり
 だ。

                 読売新聞      7月21日(木) 13時32分配信

7.21
 無所属の横粂勝仁衆院議員は21日午前、衆院議員会館で記者会見し、次期衆院選で菅直
 人首相の選挙区の東京18区から無所属で出馬する意向を正式表明した。
 横粂氏は「信なき政治を止めたい。首相は完全に暴走している。(首相の)衆院議員としての
 適格性を問いたい」と述べた。また、内閣不信任決議案の再提出を目指して始めた署名集め
 について「(提出に必要な)50人の賛同者を募りたい」と語った。
 

                      時事通信 7月21日 13時11分 配信

 なんか自分の若いころの姿を見ているようで、心地よい気持ちにさせられています。若いころ
 は、このくらいの反骨精神と行動力がないと、決して大成はしないと思います。
 
7.20  
 今夜は、「コクリコ坂から」を観に行った。7月16日が封切りだったから、まだ観客がたくさん
 入っていて、さらに1日に10回も上映されているから、まさに今が稼ぎどきなのだろう。 しか
 し、正直な感想を述べると、この作品のテーマが何なのかが、観ていてよくわからなかった。
 1963年の横浜が舞台になっているのだが、「東京オリンピックの開催を目前に控える、戦後
 の高度成長期
」の実態が描かれ切れていないから、物足りなかったのだと思う。
 あの頃は、貧しかったけれど得体の知れないエネルギーが潜んでいた。だから、この作品の
 ような「さわやかな」側面だけではなかったはず。
 企画・脚本は宮崎駿で、監督は宮崎吾朗だから、作品まで素晴らしいと思って観に行くとが
 っかりする。 隣の女性のワキガだか口臭の匂いで、集中力が欠けていたことも、作品に入
 っていかれなかった原因のひとつだ。

7.19  
 お伺いしている会社で「問題」が発生すると、私まで滅入ってくる。今日は社長が、わざわざ工場まで来てくれて、
 状況を説明してくれた。
 つくづく感じるのは、企業を運営するということはたいへんなことだ。次から次へと「問題」が発生し、それを解決し
 ないと次に進むことができない。経営者には、強靱な意志と揺るぎない信念が求められる。
 あわせて社員の皆さんが頑張っている様子を目にすると、私も現場に張り付きたいという気持ちにさせられるが、
 それは到底無理なことであるし、私の役割ではないことも自覚している。
 改善の窓口担当者は、「まだ若い今のうちに、自分を鍛えておかないといけない」と言っていた。そういう気持ちが
 ある限り、今の経験が血となり肉となって、役に立つときがきっとやってきます。

7.18
 古賀氏は、政権交代前から国家公務員制度改革にかかわってきたが、民主党による改革後
 退の流れを受ける形で異動となり、2009年12月以降、1年半以上も大臣官房付という「待
 機ポスト」に「塩漬け」されてきた。政権批判をしたことで2010年秋には仙谷由人・官房長官
 (当時)から国会で「恫喝」されたことでも知られる。
 今、古賀氏は、経産事務次官から「肩たたき」(勧奨退職)を受けている。辞めろといわれたの
 だが、その期限は7月15 日だ。そして彼はそれを拒否した。
 ときの体制にとって都合悪い公務員を簡単に辞めさせることができるのかどうか。実はこの点
 に、古賀氏がやってきた公務員制度改革のポイントがある。

         インターネット上の、過去のニュースなどから引っ張ってきた内容です。
 
7.18
 霞ヶ関だけは過去の遺物ともいえる年功序列制と身分保障をいまだに絶対的な規範にしてい
 る。国民に対して、結果を出せなければ責任を取るべきなのに、悪事を働かない限り降格もな
 い。年金がなくなっても、歴代の社会保険庁の長官は、いまだに天下りや渡りで生活を保障さ
 れている。
 実績は関係ないのだから、国民のために働こうという意欲はどんどん失せていく。身分保障と
 年功序列制度が縦割りの組織と一体となり、がんじがらめになっている現在の状況が続くの
 なら、霞ヶ関が自ら改革に踏み切る日は永遠にない。
 民主党政権は天下りの根絶を目指し、斡旋を表向き全面禁止した。だが、禁止しただけでは
 問題は解決しない。出口を閉じても結局は、いままで外に出していた人を省内で抱え込むこと
 になるからだ。
 先に触れたように、身分保障と年功序列制をそのままにして、待遇もポストも保障するなどと
 いうことは不可能だ。人員も給与もカットし、同時に、根底にある年功序列制を廃止して、能力主義、実績主義に改
 めないと、改革にはならない。

   「日本中枢の崩壊」  古賀茂明   3度の飯を抜いて、食費を浮かして、そこまでしても購入して読むべき素
     講談社  ¥1680円      晴らしい内容の本です。文章や表現を一度も休ませるということをせず、
                      高いテンションを維持したまま、最後まで突っ走っています。
 
7.18  
 同時進行の生放送で応援したかったのはやまやま
 だったけれど、朝の3時45分には体が対応できそう
 もなかったから、録画をしておいたもので、ほぼ1時
 間遅れのニアライブで観戦に参加した。
 1点目も2点目も先制され、それに2度も追いつくとい
 う粘り強い闘いで、決してあきらめてはいけないこと
 を、またもや教えられた試合だった。

7.17  
 自宅の庭のびわの木が、たくさんのをつけました。今年は例年になく大きくて、も
 う少ししたらもいで食べてみようかと思っています。
 何年か前にったときには、そうこうしているうちに鳥さんが、あっという間に全部平
 らげてしまいました。
 対策としては、木をで覆えばいいのですが、地上3m位の高さなので、とりあえず
 は手が出せないでいます。

7.16  
 先日、車庫証明の手続きに来てくれた行政書士さんに、「お近づきの印です」と言っ
 て著書をあげたところ。「サインをしてくだ゜さい」と言われた。私はこういうのが照れ
 くさいのだけれど、まんざら悪い気はしない。
 車庫証明は、そのあと「長野県自家用自動車協会」というところが現地調査にやっ
 てきた。これは天下り団体なのだろうか?
 ところで、市に住んでいると車庫証明が必要で、村の場合は不要だなんて、おかし
 な法令だとは思いませんか?最近は、行政区分が市であっても村であっても、住
 宅を取り巻く環境はまったく差がないのに、納得できないことのひとつです。
7.15  


  「長野日報」の、暑中特集に掲載された広告です。
  毎年お付き合いで参加しているけれど、「載っていたね!」と声をかけてくれた人は、
  未だにひとりもおりません。
  これでは、広告の意味がないのです…。

7.14  
 今日は朝からテレビをつけず、インターネットも開かずに、すべての情報を遮断していた。
 早朝に行われた「女子ワールドカップ準決勝」の、結果を知らないようにするためだ。そして
 自宅に帰って、録画してあった試合を息を飲みながら観戦した。
 実は、ホテルで一回目が覚めて、前半を1対1のタイスコアで終了していたことは確認して
 いた。本当はそのまま見ていたかったのだが、睡眠不足が仕事に影響してしまうからと、
 眠りについてしまった。先制されたから、余計に結果が心配だった。
 ところが、2点目はなでしこジャパンが先に取り、なんと3点目もゴールさせてしまうではな
 いか。試合の主導権を常に握っていたし、パスワークも極めてスムーズだった。これで、決
 勝戦の、アメリカとの試合がもっと楽しみになった。

7.13  
 今夜は、名古屋から沼津まで、約250kmをで移動した。今日、明日、明後日の、
 仕事の都合を考えてのことだ。
 で移動するのを止めてもう2年以上になるから、久しぶりの長距離移動だ。そし
 て、21時から工場に入って仕事をする。
 こんなことをやっていたら、長生きができないのか、それとも適度の緊張感が老化を
 防いでくれるのか、どっちなのだろう? マジェスタの方が先に老化してきたようだか
 ら、長距離運転になると、そっちの方が不安だ。

7.12  
 地上波はバラエティ中心の番組編成。ただ時間を浪費するだ
 けで、自分の肥やしにはなってくれないので、最近は新聞の
 テレビ欄をチェックすることさえしていない。
 救われているのは、BS放送の番組の中身が濃いこと。その
 中心になっているのは、BSフジの「プライムニュース」だ。
 テーマを政治と経済にあてた報道番組だが、毎日2時間の生放送だから、かなり奥深いとこ
 ろまで入っていってくれる。上手に歳を重ねた八木亜希子が、ここで輝いている。

7.11  
 異常に気が付いたのは3週間くらい前のこと。ベッドに寝そべって体を横向きにする
 と、下になった方のから心臓の鼓動が鳴り響くのだ。右も左も同じ現象だが、左
 の方が音が大きい。少しのあいだ様子を見ようと思ったけれど、いっこうに治まら
 ないのできょう耳鼻科医に行った。
 診断の結果、病名は「拍動性鳴」というもの。医師の診断書には、「小児用の聴
 診器で聴取すると、前部、下部を最大点に拍動音を聴取します。側頭、眼窩も
 聞こえます。外頸動脈などの雑音や、動静脈シャントの可能性があります」と書かれ
 ている。
 後日、総合病院で精密検査を受けるべく紹介状を書いてもらったけれど、こうやっ
 て、体のあちこちにガタがきはじめている。

7.10  
 東條を始めとする政治・軍事指導者たちは、国民にむけては空虚ともいうべき硬直
 した皇国論と精神論をくり返した。しばしばそれは説教調である。戦時下の彼らの
 言説がなぜあれほど傲慢であり、威圧的であり、そして寸分も国民に温かい目をそ
 そいでいるとは思えないのは、彼らには
指導者としての誇りも自信も、そして使命
 感さえもなかったことを裏づけている。それだからこそ、「12月8日」は出発点として
 捉える視点はなく、自分たちの政策の矛盾の終着点でしかなかったことを裏づけて
 いる。
 アメリカ世論を客観的に見つめる目もなく、自らの暴言にも気づかぬその鈍感さの中
 に、その後の日本の敗戦の姿はあったということになるだろう。「もし」、あの時期の日本の政治・軍事
指導者が自
 らの面子(メンツ)を思う気持ちの半分でも国民に向けていたら、確かに昭和のある時代は変わりえた。


    「昭和史の大河を往く もし日本が真珠湾の勝利に浮かれずに対応していたら」  保坂正康
    「サンデー毎日」 2011.7.10号から抜粋しました。   昔も今も、政治のパターンは同じだね…。

7.9  
 伊那市西春近のあじさい寺、<深妙寺に行ってきた。
 「あじさい祭り」は、7月1日から明日までだったから、時期を逸しちゃったかなとも
 思ったけれど、あじさいの花はまだ盛りで、観光客が少なかった分落ち着いて写真
 を撮ることができた。
 いつも感じていることだけれど、デジカメであじさいの微妙な紫色を切り取ることは
 難しい。目で見る色彩がなかなか画像としては表れてくれないのだ。何かフィルタ
 ーを使えばいいのだろうが、あいにくそのような知識がないので、無修正のままGA
              LLERYにアップしました。

7.8
 2009年に石川県での報告例を発端に全国各地で騒動となった「空から降るオタマ
 ジャクシ」。「鳥が落とした」、「つむじ風が巻き上げた」と議論を呼んだが、今年6月
 から再び同県内で報告例が出始め、京都大大学院生の研究グループが鳥説を掲
 げて論争に参戦、オタマジャクシから鳥のDNAを検出することを試みている。
 研究者によると、2年前の騒動は、7月上旬で報告例が途切れており、今年の「シ
 ーズン」はそろそろ終わりという。「真犯人」を突き止められるか−−。


                        「毎日新聞」 16時3分配信 

7.7
 7月7日はおばあさんの命日。早いもので、亡くなってから
 もう5年になる。
 お墓参りには行かれないとわかっていたので、土曜日のう
 ちに、お嫁さんと一緒に行って花を上げてきた。
 そして今日は、実家のおばあさんのお施餓鬼と重なった。
 諏訪地方は、「新盆」というしきたりがなく、お施餓鬼のと
 きに法事を行うようです。これにも参加できませんでした
 ので、お盆の前後にお線香を上げに行こうと思っていま
 す。
7.6  
 東京のホテルに滞在していると、体調を崩してしまう。節電ということもあって、でき
 るだけエアコンを使わないようにしているのだが、窓に網戸が入っているわけでは
 ないから、それは到底無理なこと。
 いつも、眠る前にはエアコンを切っているけれど、夜中にジトジトしてくるために目が
 覚めてしまう。そこで短時間エアコンを運転させることになる。
 こんなことを繰り返していると、疲れがさっぱり取れず、おまけに汗を掻かないため
 に新陳代謝が弱まって、体調を崩してしまうという図式だ。
7.5  
 3月3日の「麒麟の翼」、6月6日の「真夏の方程式」、9月9日の「マスカレード・ホテル」。
 作家生活25周年だけあって、力の入れようが半端ない感じがしますけど、ファンにとってはた
 まらなく嬉しいですね。
 それにしても、次から次へと、よく書けるなぁと驚くばかりです…。2011年は
東野圭吾、熱い
 ですね!     
                「東野圭吾・ファンブログ」より

 これだけたくさんの小説を書いても、内容の質が少しも落ちないところがすごい。作品のテー
 マが読者にとって身近なものであることも、彼のファンが多い理由なのだと思う。
 最近は、目は文字を追っているけれど、どこか上の空といった状態で中身に入って行かれな
 いような、私の集中力が落ちていることを感じているから、困ったものだと思っている。

7.4  
 松本龍復興担当相が、3日に宮城両県庁を訪れた際の、村井嘉浩知事に対する物言いをテレ
 ビのニュースで見たけれど、嘆かわしいったらありゃしない。伝えられているのは断片的な場面
 かもしれないけれど、私がいちばん嫌いなタイプの人間だ。
 個人の人間が偉いのではなくて、背景にあるポストに対してみんなが一目置いているだけなの
 に、それが実力だと勘違いしている彼は、いったい何様のつもりなんだろう。
 こんな程度の人を、いまいちばん大事な復興担当相にわざわざつけなければならない管政権
 がお粗末だ。またもや、「政治屋」の人間的な質の低さを思い知らさせていただいた。

7.4  
 被災後はじめて福島県にやってきた。この地方で「中通り」と呼ばれている郡山市
 だ。
 夜の街は照明を落として暗かったけれど、いろいろなお店には、のぼりや立て看
 (たてかん)で思い思いのスローガンが掲示されている。右の写真はとあるラーメン
 屋さんのもの。
 ただ、テレビの画面の下側に、常時表示されている「環境放射能測定値」が、ここ
 がまだ緊迫している場所だということを物語っている。
 明日は、約4ヶ月ぶりに、工場の人たちと会うことができます。

7.3  
 「太陽にヤァ!」が発売されたのは昭和41年(1966年)の6月だから、私がまだ高
 校二年生のとき。当時はお小遣いなんかなかったから、レコードを購入することなど
 考えられなかった。
 レコードを買ったのは、高校三年生の時にアルバイトで得たお金を使ったのが最初だ
 ったから、現代の若者に比べると、ずいぶん「不自由」だったわけだ。
 「太陽にヤァ!」の曲は、赤穂町(現駒ヶ根市)の銀座通りを歩いていたところ、レコ
 ード屋さんから流れてきた。それを聴いた通行人が、「これがあの曲だね!」みたい
 なことを言ったのを、昨日のことのように覚えている。
 その後社会人になって、吉田拓郎の「字余りソング」に出合うまでは、舟木一夫が私
 の「神様」みたいな存在だった。

7.2  
 今年は、の実が豊作だ。
 自宅のまわりには5本のの木があって、それぞれ品種が異なっている。それのどの
 木にもたくさんの実がもみついているから、の当たり年なのだろう。
 すでに色づきはじめていた小は先週のうちに採って、残りのものを今朝5時半から収
 穫した。これを、干しや、砂糖漬けや、酒に加工するのだけれど、我が家では使い
 切れないので、お嫁さんが実家に持っていった。
 しかし、砂糖漬けや酒を味わったことがない。食卓に出してくれれば喜んで賞味する
 のに、どうしてお目にかかったことがないのだろう。

7.1
 自民党を離党し復興担当の総務政務官に就いた浜田和幸参院議員が30日、総務省の幹部職員
 に就任あいさつを行い、「私利私欲とか一本釣りされたとか言われているが、一本勝負を懸けるとい
 う意気込みだけだ」と述べ、東日本大震災からの復興に全力を挙げる考えを強調した。
 浜田氏は「(震災から)3カ月半がたつ中で与野党でいつまでも議論しているだけでは一向に被災
 地の方々の生活は安定しない」と指摘。「そういう状況を何とか克服したいという思いで自民党を離
 党した」と述べた。                     (6月30日(木) 14時3分配信)

 これが、まともな「政治家」の発想だと、私は思います。より結果が求められることになるけどね。