あと あと のあと 2025年 2月

2.28
 今日は、伊那中央病院で、RI(骨シンチグラフィ)の
 査
です。
 8時30分から薬剤を投与して11時30分から撮影開始
 というスケジュール、撮影所要時間は30分とのことです。
 薬剤投与から撮影開始までの間に、水分を500ml採ら
 なければなりません。
   (以上は今朝書いた内容)

 RI検査は、RI(Radio Isotope:放射性同位元素)を
 用いた「放射性医薬品」を体内に投与して、疾患の診断を
 行う検査。
 朝8時半にそれを血管に注入し、3時間後の11時半から
 CTでスキャナーした。

 当初は30分で終わるはずだったが、追加検査をすると
 いうことで、結局50分間ベッドに横たわっていた。手を
 頭の上に上げる姿勢を維持することがきつかった。
 終わったあとに、「足が痛くありませんか?」などと妙なことを聞かれたが、多分これは水路の格子のフタに足
 を挟んだときの形跡だと思う。 今も時々その部分がシクシク痛む。

 費用は3割負担で24,260円だったから、結構重い検査だったのだろう。
 骨に転移しているといないとでは、私のこれからの人生の展開が大きく違ってくる。

2.27  
 麻雀プロリーグ戦「Mリーグ」の、KADOKAWAサクラナイツに所属す
 る岡田紗佳によるフリーアナウンサー・伊藤友里への発言が問題となり、
 未だに尾を引いている。

 岡田紗佳は1月24日、チームメイトの対局を控室で観戦していたとこ
 ろ、Mリーグ公式リポーターを務める、伊藤友里アナが他チームの選手
 にインタビューする様子を見て、「ハキハキしゃべれんかね、麻雀のこ
 とわからんくせに」と発言した。

 この控室の様子はYouTube上で生配信されており、SNS上では「看板
 選手のこの発言はアカン」「あの言い方はない」といった声が相次いで
 いた。

 岡田紗佳は今期絶不調、-504.5で最下位に沈んでいる。
 だからイライラしていたのかもしれない。
 彼女のファンの私としては、早く解決させて試合に登場してほしい。

 帰りのあずさの中で、今夜の第一試合に登場することを知った。
 家に帰って試合を見たけれど、展開は最悪で今日も最下位。 ダメなときは何をやってもうまくいきません。

                                            (追記です)
 
2.26
 結婚は、したときから長い交渉が始まる。「感情のすり合わせ」と言ったらいいのだろうか。
 ふたりの生活をどう送っていくかは、小さなすり合わせを重ねて決めごとを設けていくことによって、徐々にス
 タイルが決まっていく。それは日々のちょっとした戦いでもある。
 そういう戦いの末にいつのまにか、ふたりにとって居心地のいい「あ、うん」の呼吸が生まれるのではないだろ
 うか。

 だから、
すり合わせのための小さな戦いの間に疲れてしまったり、めんど
 うくさくなってしまってはいけない。そのあとに、安寧の時代がやってく
 るのだから。
 もうひとつ大事なのは、「やってもらって当たり前」と思うことなく、常
 々感謝の思いを伝えることだ。

 三回目にしてようやくわかったことが、こんなふうにいくらかはある。
 ただ、それでもまだなお、自分には
言葉が足りないと思うときがある。概
 して男というものは、女性に対して十分な言葉を尽くさないところがある。

 とくに僕は、やせ我慢をするタイプときているから厄介だ。家に帰っても
 仕事の話はほとんどしないし、たとえ外で嫌なことがあったとしても、今
 の若い人と違って、奥さんにいろんなことを逐一話す、ということがない。
 自分に近い人に
弱いところを見せるのが苦手なのだ。

 悩みを家族に吐き出したところで解決しないだろうし、愚痴を言って巻き
 込む方がつらいから、ネガティブなことは共有しないようにしている。
 話しただけで楽になる、とはとても思えないのだ。

 そんなドライな僕は、できれば言わずに察してほしいといったタイプだ。
 だから、
何を考えているのかわからないときもきっと多々あるんじゃないだろうか。
 子どものときから、思ったことを心の奥にしまうような癖がついているのだ。 いちいち細かい話をするのは素
 敵じゃない、と思ってしまう。
 そうは言っても、口にしなければ思いはきっと伝わらないということはわかっている。 それも含めて、僕はま
 だ
修行中の身なのだ。
                  「最高の二番手」  堺 正章  飛鳥新社  からいただきました。

 高校の修学旅行が名古屋駅に着いたときに、まわりが騒がしくなっていた。何事があったのかと思っていたとこ
 ろ、いまザ・スパイダースのメンバーが通ったということだった。あの頃は、グルーブサウンズの全盛期だった。

 私が堺正章のステージを見たのは2回。
 ひとつは中野サンプラザでの井上順とのコンサート。そのときにかまやつひろしがゲストで登場した。
 もうひとつは、そのかまやつひろしの七回忌をうたったコンサート。そのときも井上順とふたりでトリを飾った。
 ショックなのは、今月の1日に、堺正章のコンサートがビルボードライブ東京で行われたことが、いまごろにな
 って気がついたこと。
 土曜日に行くのはたぶん無理だったけれど、まだまだ私の情報入手力はこんなものだ。

 この文は、自分への戒めを込めて載せました。
 
2.25
 私が、わざわざ看護婦(師)といった表現をしているのは、あの細やか
 さとあたたかさを必要とする職業は、女性の特性に合ったものだと思っ
 ているからだ。

 保母さんも同じ理由なのに、保育士などという堅苦しい呼び方を押しつ
 けられていることの方が不自然だと思っている。

 「育児休暇」を男性も取ることに異論はないけれど、「取らなければな
 らない」となると話は別だ。

 男性男性の、女性女性の持ち味を生かす方向ならいいけれど、お互
 いを「イコール」にしようとする世の中の動きはおかしい。 
 だったら徴兵制も女性を対象にするのですか?
2.24

振替休日

 ハンガリー系ユダヤ人の建築家ラースロー・トートは第2次世界大戦下の
 ホロコーストを生き延びるが、妻エルジェーベトや姪ジョーフィアと強制
 的に引き離されてしまう。
 家族と新しい生活を始めるため
アメリカのペンシルベニアに移住した彼は、
 著名な実業家ハリソンと出会う。

 建築家ラースローのハンガリーでの輝かしい実績を知ったハリソンは、彼
 の家族の早期
アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の
 設計と建築を依頼。
 しかし母国とは文化もルールも異なる
アメリカでの設計作業には、多くの
 困難が立ちはだかる。
               (映画.com)

 「本年度アカデミー賞大本命!」という言葉に
 つられて見に行った。

 215分という長い上映時間の真ん中に、15分間
 の休憩時間があり、待ち時間が画面に表示され
 る。
 「TOHOシネマズ 日比谷」は、振替休日という
 こともあってほぼ満席だった。
 
2.23b

天皇誕生日


 昨年の「クリスマスコンサート」に向けてギターの練習を繰り返してきた
 から、だいぶコードを押さえられるようになってきた。
 ただアルペジオを弾くことはできない。 もう指が思うように動かないの
 だ。

 また「ミニコンサート」を企画してくれる動きがあるから、ギター演奏を
 上達させるべく、家にいるときはなるべくギターに触れるようにしている。
 そのツールのひとつが吉田拓郎の楽譜集だ。

 今回購入したものは、最新の曲を含めて、私が知っている曲はほとんどが
 収納されている。
 そして売り物は、見開いたページで、楽譜とコード入りの歌詞が、一度に
 見られることである。

 彼はAm7やEm7をよく使うけれど、私はAmやEmの方がしっくりすると
 思うのは、オリジナルのキーはもっと複雑なのを、この書籍では素人向け
 の単純なコードに変換しているからだと思う。 
2.23a

天皇誕生日
 
 外国から暴力で攻撃されたときの対応には、2通りしかない。暴力で立ち向か
 うか、屈服するかだ。
 多くの人はそう答えるだろう。そして専守防衛をやむなしとするのである。
 しかし、私たちに応戦でもない屈服でもない、第三の道があるとしたらどうだ
 ろう。つまり、
非暴力抵抗運動という選択肢である。

 参考にすべき大先輩がいる。
非暴力抵抗運動でインドを独立に導いたガンジー
 だ。
 そしてガンジーの活動に触発され、歴史上の
非暴力抵抗運動を研究しつくした
 政治学者がいた。米国の
ジーン・シャープである。
 
シャープは数多くの事例を分析した結果、驚くべき結論に達した。
 なぜか?どんな政治権力も、官僚、警察、軍、民衆などの協力と服従に依存し
 ているからだ。従って彼らが協力と服従をやめれば、必然的に権力は崩壊する。

 考えてみれば当たり前だ。権力者が「隣国を侵略しろ」「反対者を逮捕しろ」などと命じても、軍人や警察官が
 1人も命令に従わなければ、戦争も弾圧もできない。
 そのことの正しさは、12月に起きた韓国の大統領による「非常戒厳」の失敗でも、改めて示された。

 そこで僕は想像するのである。
 他国が日本に侵略してきたときに、武力で応戦しなければ、日本の国土や政府機関、国会などはやすやすと占領
 されるだろう。
 しかしそのとき日本国民--政治家、官僚、軍隊、警察、企業、労働者も含めたすべての人々が一致団結して、
 侵略者に対して不服従と非協力を徹底したらどうなるだろうか?
 そして
シャープ非暴力の〝武器〟として掲げる198の方法--「演説」「抗議集会」「断食」「ボイコット」
 「ストライキ」「平行政府の樹立」などを戦略的・計画的に実行したらどうなるだろうか?

 侵略者がなぜ他国を侵略するのかといえば、政治的・経済的、軍事的な果実を期待するからである。しかし国民
 総出の
非暴力抵抗により、コストばかりが膨らんで果実を得られないとなれば、撤退を余儀なくされる可能性が
 高いのではないか。
 もちろん、
非暴力抵抗を行えば、占領者に投獄されたり処刑されたりする人も出るだろう。しかしシャープが指
 摘するように、
暴力で対抗するよりも、はるかに犠牲を低く抑えられるはずである。

 世界が
暴力に傾斜し、日本も軍事費の倍増に突き進もうとするなか、僕は非暴力抵抗にこそ可能性と希望を感じ
 る。
 軍事力に軍事力、では戦争は決してなくならないからだ。
 平和主義を国是とする私たちは、第三の道こそ研究し訓練すべきであろう。


  「非暴力抵抗という第三の道」  相田 和広  「信濃毎日新聞」 2月23日号 からの抜粋です。

 非暴力抵抗運動がうまくいかないとすれば、侵略された国の中に、必ず「傀儡者」が現れてしまうことによる。

2.22

 この前同級生と一緒に麻雀をやって、そのあと食事に行ったときに、「奥さんが
 理
が上手なのをわかっている?」と訊かれた。

 彼には庭木の剪定をお願いしていて、それも3年前からのことだから、休憩時間に
 4回ほどお茶を出したくらいなのに、そこで食べた煮物や漬物の味付けが違うと感
 じたのだそうだ。

 私なんか、戦後の物がない時代に育ったから、食べるものがあるというだけで満足
 してしまったから、に対してはそんなに敏感ではない。
 まだ胃が丈夫だったころは、腹を壊すとわかっていたのに、出された食べ物を残す
 ことができなかったくらいだ。

 家にいらした客は例外なく出された料理を褒めてくれるし、何人もの人から「料理
 店を出せるね」と言われたくらいだから、きっと上手なのだろう。

 昨日来たお客さんに出されたカブの漬物を食べて、あの時の同級生が言っていたこ
 とを思い出したのです。
  
2.21b

 前立腺ガンの「先輩」から、励ましのメールをいただいた。

   私も5年前数値6.144で生検の結果、放射線治療約2ヶ月。
   今では0.154、まだ下がると思います。
   6ヶ月に1回の血液検査です。
   ただ、
放射線は毎日通院が大変だ。

 「前立腺ガン、心配無いよ」のひと言に勇気をいただきました。
 それでも放射線の毎日通院はきついですね。

 ありがとうございました。 頑張ります。
 
2.21a
 シルバー人材センターの人たちが、庭木への硫黄合剤の噴
 霧に来てくれた。

 おじいさんはミスト機を使って自分でやっていたが、私は
 硫黄まみれになることを嫌って、これをしばらくはやって
 なかった。

 今年の初めに、春先の若葉の消毒と、秋の剪定を依頼しに
 シルバー人材センターに行ったところ、硫黄合剤の噴霧も
 やっていることを知り、お願いしていたもの。

 ブルーシートは、母屋に降りかかることを防ぐためのもの。
 小さな植木まで、丁寧に噴霧してくれました。 
2.20b


 おじいさんの妹である叔母さんたちの誕生日には、毎年花を届けている
 のだが、今日は姉の方の叔母さんの誕生日だった。

 今日はディサービスに行っていて、帰るのを待っていたわけだが、今年
 で96歳になるというのに元気なものだ。

 さすがにもう畑に出ることはなく、お嫁さんに漬物の漬け方を教えたり
 している。

 ご主人を早くに亡くされて、苦労ばかり続いたけれど、今は孫たちに囲
 まれて幸せだよね。
2.20a
 楽観主義者はドーナツを見て、悲観主義者はドーナツの穴を見る。
       オスカー・ワイルド(19世紀のアイルランドの文豪)

 私は、楽観主義者に見えるかのような行動をとっているけれど、極めつ
 きの悲観主義者だ。

 そんな自分が嫌でたまらないから、常に前を向いて行動するように努め
 ています。

 そう、生まれつきの性格は変えられないけれど、行動は変えることがで
 きるのです。
 このことを「自己否定」と呼び、これができるかどうかが、その後のその人の成長を左右してきます。
 
2.19
 JAで「神様」と呼ばれた男の溺死。
 執拗な取材の果て、辿り着いたのは、
 国境の島に蠢く人間の、深い闇だった。

 人口わずか3万人の長崎県の離島で、日本一の実績を誇り「
JAの神様」
 と呼ばれた男が、自らが運転する車で海に転落し溺死した。44歳という
 若さだった。

 彼には巨額の横領の疑いがあったが、果たしてこれは彼一人の悪事だった
 のか………?
  職員の不可解な死をきっかけに、営業ノルマという
JAの構造上の問題
 と、「金」をめぐる人間模様をえぐりだした、衝撃のノンフィクション。
                    
(集英社 ホームページから)

 郡山の書店で、「
対馬」という文字が目に入った。
 
対馬に行った記憶がまだ残っていたから、土地ごとの光景が目に浮かんだ。

 
JAは、お役所と民間のきついところを持ち合わせていたから、職員のみ
 なさんは気の毒だなと思っていたのだが……。
 

2.18

 「東横イン」には年間で100泊くらいしているけれど、世の中でこの空間が最も落ち着くことができる。

 まずベッドが広いこと。そして堅さもちょうどよくて、枕なんか持って帰りたくなるくらい相性がいい。
 また掛け布団は「デュベスタイル」と呼ばれている、羽毛布団全体をカバーで包むベッドメークで、寝ている間
 にシーツと掛け布団がずれることがない。

 私はほとんどテレビを見ないから、ここでは読書に集中する至福の時間を過ごすことができます。
 
2.17b
 地元の「ブック・オフ」へ行った。
 自宅にある1000冊以上の本を
 持っていってもらいたかかったか
 らだ。
 ところが返ってきた答えは「引き取り」はしていません」というものだった。

 「それなら、トラックに積んで持ち込めば、1円で買ってい
 ただけますか?」と訊いたところ、「査定をすることになり
 ます」との返事だった。
 その場合、査定できない本を持って帰れと言われても困るじ
 ゃないか。
 そして、引き取りは「綿半」でやっていることを告げられた。
 つまり処分代行である。

 家に帰って「ブック・オフ」のウェブサイトを見たところ、
 「宅配買取」という段ボール19箱まで送れるサービスがあ
 ることがわかった。
 これから詳しく調べるけれど、これは「引き取り」とは違う
 のだろうか。
 お金はいらないから、家の本棚を空っぽにしたいのだ。 
2.17a  
 PSA 腫瘍マーカーの値が、基準値である4.0を初めて越えたのは2020
 年の7月のことだった。

 診察を受けた伊那中央病院では、左の前立腺の大きさが3倍になっているい
 わゆる「前立腺肥大」で、ガンの可能性が15%程度あると言われた。

 それ以降は経過観察のため専門医に通院するようにと指示され、「岩田クリ
 ニック
」に通うようになった。
 投薬を続け、2ヶ月に1回おしっこの検査をし、半年に1回は腫瘍マーカー
 の検査を行ってきた。

 「PSA値は高いけれど安定しているから様子を見よう」と言われ続けてき
 たが、今回の「ガンの可能性があるから生体検査をしましょう」と言われる
 にいたったわけです。

 今日「岩田クリニック」に通院して、生体検査の結果を報告したところ、以
 降は伊那中央病院に面倒を見てもらうことになりました。
 「岩田クリニック」さんにはたいへんお世話になりました。 だから、卒業ではなく進学です。

2.16b

 長さ60メートルに及ぶ田んぼの土手の真ん中に、通路を作り終えた。

 木・金・土、そしてとのさまが手伝ってくれた今日で完成したことにな
 る。
 これで草刈りの自走機を走らせることができるが、体へのダメージは大
 きくて、今夜はウォーキングに出掛けられなかった。

 土手はほとんど小石が混ざっている砂利の状態で、一度ふるいにかけた
 のだが、まだ土の塊が残っているから、いったんまとめておき、今度は
 靴で踏みつけて土の塊を壊したあと、ふるいにかけることになる。
 それが右の画像で、明日からの作業だ。

 だんだん身体を動かすのがきつくなっているけれど、何かに向かってい
 ないと落ち着かない損な性分だから、何事にも手を抜かずに取り組みま
 す。

 暖かくなってきて畑の土も緩んできたから、今週末辺りから野菜の畝作
 りに着手しなければなりません。   
2.16a  
 あの日、あの場所で 「本当に起きていたこと」
                   フジテレビ会見 出席記者体験記

 400人以上が参加し、単発の記者会見としては異例の10時間半という
 長さとなった1月27日のフジテレビ「やり直し
記者会見」。
 だがそれを放送・配信で全編見た人でもわからないであろう、現場で実際
 に起きていた出来事を、会見に参加した本紙
記者が明かす。

 (前略)
 だがそれを差し引いても、質問者のレベルの低さには嘆息せざるを得なか
 った。
 個人的体験や持論の開陳に長時間を費やす者、発言の順番を守らず他人の
 発言を遮ってヒステリックな大声を上げる者などが続出。
 無理筋の要求に固執して時間を浪費する一部
記者の様子に、後方の記者
 にはうんざりした雰囲気が漂った。

 SNSで話題となった「通販新聞」
記者の苦言」も間近で聞いたが、多分
 にいらだち交じりのものだったように感じた。
 だが一部
記者はなおも納得せず、中には登壇者のみならず、穏当な発言を
 する他の質問者に罵声を浴びせる者さえいた。

 特に目立つ逸脱行為を行っていたのは、特定の5人ほどであった。
 ネット上では出席者を「マスゴミ」などとひとまとめに論ずる向きもあるが、現場ではごく限られた
記者が場を
 かき乱し、私物化していた事実はお伝えしたい。
 いわゆる
記者クラブの是非も近年問われているが、貴重な会見という機会が空費されたこの日の様子を見ると、
 差別や排除ではなく、一定の棲み分けのようなものは必要ではないかと感じられた。

 私は、2度目の質問の機会があることを信じて終電ギリギリまでねばった。
 そもそもフジテレビの歴代社長が制作・編成畑出身者に偏っているのは「視聴率を稼いだ者が偉い」という歪ん
 だ評価軸のせいで、それが疑惑の編成幹部の専横を許したのではないかなど、建設的な質問をいくつも用意して
 臨んでいたが、同じ声色の怒号や半畳が飛び交うさまを見てあきらめ、23時半ころ会場を後にした。

 会見は踊る。されど進まず。オープン形式としたことで予想はされたが、あの日現場で見届けたのは、そんな光
 景だった。
                                    (本紙・中西 庸)

 「サンデー毎日」がすごいのは、すべて記名記事であること。
 それに引き替え「週刊文春」のものは、誰が書いた記事なのかがわからない。

2.15
 対馬と壱岐の旅行に参加した90歳の最高齢者は、神主の経験がある
 ということで、神社に参拝するときの作法を教えてくれた。

 まず入り口の鳥居の前で一礼することだが、これは出雲大社に行った
 ときに、みんながやっているから覚えた。

 そして教わったのは「手」のやり方である。
  ・右手でひしゃくの柄を持ち、をすくう。
  ・まず左手を洗い、次に柄を左手に持ち替え、右手を洗う。
  ・次にもう一度、柄を右手で持ち、左手にをためて、そので口
   をすすぐ。
  ・今一度、左手を洗い、ひしゃくを両手で静かに立てて柄の部分を
   で流し、ひしゃくを元の位置す。

 今までは気がつかなかったけれど、かなり多くの人がこの動作を行っ
 ていた。
 
2.14  

 3月2日に塩尻市で行われる「NHK のど自慢」の、出場応募の結果がハガ
 キで届いた。
 「あなた様のお申し込みは選にもれた」という内容だ。

 がっかりしている気持ちがないわけではないが、一方ではホッとしていると
 いう気持ちもある。
 
 だいぶ前のことになるが、テレビの番組で嫌いなものがふたつあった。
 それは「家族そろって歌合戦」と「のど自慢」だ。
 それぞれの番組が醸し出す、「幸せムード」になじめなかった。
 だから本当は、「のど自慢」で歌っている自分が想像できない。

 だけどだよ、一方では自己主張をしたい方の私もいて、目立つのは好きでは
 ないけれど、存在感を示したいという矛盾した気持ちも持ち合わせていた。

 だから負け惜しみになるかもしれないけれど、これからおだやかな2週間を
 送ることができます。
  
2.13
        立場

     いちばん悪い条件にいなければ
     本当の気持ちはわからないのだろう
     そうすると
     未組織の 労働基準法すら守られない
     退職金制度なんかない
     そんな職場で働かなければならない

     真の差別がわかるには
     常に差別される側にいなければならないのだろう
     そうすると
     今の境遇を破壊し
     「障害」さえ自分に押しつけなければならない

     観念的に 主観的に
     ものをとらえることも必要だけれど
     いまの自分の立場でも 物事の道理はわかる
     階級の仕組みさえ認識していれば
     闘いを組むことができる

     自分の中にある差別意識は
     押さえつけることで変えることはできない
     エゴは精一杯主張し 
     差別意識はもろにだして ぶつかっていこう
     そうすれば 「立場」は乗り越えられる      (1979.7.10)
 
2.12
 「人を轢いたかもしれない」厳格な親からの一本の電話。それが悪夢の始
 まりだった。

 80歳目前の
は、教職退任後、市民講座で教える地元の名士。
 
の武と同じ教職に就く敏明は、妻の香苗と反抗期の息子・幹人との平凡な
 生活を送っていた。

 このところ
の愛車に傷が増え、危険運転が目に余るようになってきたた
 め、敏明は免許返納を勧めるが
は固く拒絶する。
 さらに、市民講座の生徒である西尾千代子と
との親密な関係を怪しむ噂が
 広がり、敏明は悩みを深めていた。

 そんなある日、近隣で悪質な轢き逃げ事件が発生。「あれって――まさか」
 疑念に駆られ、事件の真相を探る敏明が辿り着いた“おぞましい真実”とは?

                           (e book)

 363ページに及ぶこの作品は、小説の命であるドキュメントに引き付けら
 れて読み進めたのだが、最後の3ページは事件解決までのあらすじが書かれ
 ているだけで、いささか拍子抜けしてしまった。

 単行本にするのには枚数が多くなってしまうからなのか、連載されていた「小説すばる」の期限が限られていたのかはわからないが、テーマが興味深かっただけに残念だ。
 
2.11  
 前々から考えていてほのめかしてきたことだが、今行った
 会社で、「週休3制」を具体的に提案した。

 週の労働時間の制限は40時間だから、110時間で4
 間勤務することになる。
 その会社は、365休みなしで、24時間動きっぱなしだ
 から、有効な組合せが構成できると思う。

 祝祭は3日間の休に吸収し、これは法律を変えないとで
 きないことだが、有給休暇を年間10間に削減する。

 若者は、「手取り」と同じように休を欲しているようだ。
 こうでもしないと、その会社においては、新しい人材を採用
 することができない。
 
2.10
 1940年8月、ベルリン。
 18 歳のステラ・ゴルトシュラークは、アメリカに渡りジャズシンガーに
 なることを夢見ていたが、
ユダヤ人の両親を持つ彼女にとって、それは儚
 い夢だった…。

 3年後、工場で強制労働を強いられていたが、
ユダヤ人向けの偽造パスポ
 ートを販売するロルフと出会い、恋に落ちると、同胞や家族が隠れて生活
 する中、ロルフの手伝いをしながら街中を歩き、自由を謳歌していた。

 しかし、ゲシュタポに逮捕されると、アウシュヴィッツへの移送を免れる
 ため、ベルリンに隠れている
ユダヤ人逮捕に協力を強いられる。
 生き残るために同胞を裏切ったステラは、終戦後、裏切った
ユダヤ人仲間
 から裁判をかけられる…。


 人質のようなかたちでいる両親を守ろうとし、拷問をかけられて痛めつけら
 れるのがもし自分だったなら、「裏切る」ことを押しとどめられるだろうか。

 600万人ものユダヤ人が、ナチの手によって虐殺された。
                       (新宿武蔵野館 にて) 
2.9b
 寒かったので屋外作業はやめよ
 うと思っていたけれど、朝から
 外に出て家の周りを片付けてい
 たところとのさまが来てくれた
 ので、思い描いていた作業を始
 めた。

 それは、高い土手の真ん中に
 路
を作るというもの。
 土地改のときにはあった通路
 ほとんどなくなってしまったの
 で、草刈りのとき自走機がコン
 トロールしにくかった。

 でもこんなバカなことを考える
 人はそうはいないだろう。
 削った土はほとんど砂利状態だ
 ったので、(ふるい)で石だ
 けを取り出したり、根っこを付
 けた草は堆肥に積んだりで、大
 変な作業だった。

 一日やって半分くらいできたけれど、残りをいつやればいいのだろうか。 もうクタクタです。
 
2.9a
 「ニオイバンマツリ」は、の色がから白へと変化する
 珍しいだ。
 鉢植えのものを大切にしてきたのだが、夏に外に出してい
 たときに枯れてしまった。

 そこで通販で新しい苗を2本買った。
 そのうちの1本がを付けたのです。

 を付けている真ん中と右側のものが新しく買ったもので、
 真ん中のの色は白く変化しています。

 左側が枯れたと思っていたのに息を吹き返した前からある
 もので、この様子だとこれからを付けてくれそうです。
   
2.8
 私には子どもの頃から、ずっと引きずっていることがいくつかある。

  ・寝つきが悪いこと。
  ・記憶力が劣っていること。
  ・集団になじめないこと。
  ・運動神経が鈍いこと。

 これらは生まれつきのことだから、いくら努力をしても改善されることがない。
 だから、今までの人生は、コンプレックスとの闘いだった。

 この中で「記憶力」については、お客さんの苗字をいつまでも覚えることができなかったり、本を読んでいても、
 昨日までのストーリーが頭の中に残っていないので、少し前まで遡って読まなければならない状態だ。

 自分が作った曲でさえ空で歌えることができないから、「あいみょん」の「マリーゴールド」の歌詞をどうやっ
 ても覚えることができない。
 それにギターコードを付け加えることなど不可能に近い。 だから努力することを昨夜で諦めました。 
  
2.7

 風で玉ネギのマルチシートが剥がれかけていた。 
 このまま放っておくと全部が剥がれてしまうし、玉ネギの葉は伸びていかれなくなってしまう。
 
 そこで、凍っている土を鍬で起こして、再度マルチシートを覆った。
 朝食を食べて少し経ってから始めたから、外気温は-1℃でした。
 
2.6b
 都内の高級住宅地で起こった火災。
 焼け跡からは都議会議員と元女優の夫婦の遺体が発見された。
 当初無理心中と思われていたが一転、殺人事件に様変わりした。
 警視庁捜査一課の
五代は所轄の刑事、山尾と捜査を始めることになるが—
 ——。
 華やかな人生を歩んできた二人に一体何があったのか。

                      (幻冬舎 特設ページから)

 このところしばらく東野圭吾の作品に触れていなかったのは、私の中に「マ
 ンネリ」感が生まれていたからだった。

 誰かの弱みを握って、それをSNSで公開されたくないのなら、指定の口
 座(架空の持ち主)にお金を振り込ませる。 そしてそれを「闇バイト」を
 使って引き出させる。

 こんな今どきの風潮をミステリーにし、読む人をどんどん物語の中に引き込
 んでいく。
 久しぶりに彼の作品に触れたのだが、やっぱり東野圭吾の小説家としての力
 量はすごい。 
2.6a
 生体検査の結果を聞きに伊那中央病院に行ってきました。
 想定はしていたのですが、やっぱりガンでした。

 8ヶ所採取した中から、3ヶ所にガン細胞が見つかったということです。
 何もないことをちょっぴりは期待していたのですが、まあ後になって見つかるより、早く発見さ
 れてよかったと思っています。

 次のステップは、に転移しているかどうかを調べる「シンチグラフィ」。ここまできたら焦ることもないの
 で、仕事が入っていない日を選択させてもらいました。
 
2.5
 退院日に移動するのも無謀だったかもしれないが、それ以上に応
 えたのは麻雀だ。

 うっかりしていて写真を撮らなかったのでここには載せなかった
 が、先週の土曜日は、朝10時から夜の7時まで雀荘で麻雀をし
 ていた。

 途中から具合が悪くなって、そのあとの打ち上げをキャンセルし
 ようとも思ったけれど、運転手がいなくなってはみんなを送り届
 けることができない。
 そのときのダメージが今も影響している。

 後期高齢者は、それなりのわきまえた行動をしなければいけない
 のだけれど……。   
2.4
 筒井康隆の同名小説を、「桐島、部活やめるってよ」「騙し絵の牙」の吉
 田大八監督が映画化。穏やかな生活を送っていた独居老人の主人公の前に、
 ある日「
」が現れる物語を、モノクロの映像で描いた。

 大学教授の職をリタイアし、妻には先立たれ、祖父の代から続く日本家屋
 にひとり暮らす、渡辺儀助
77歳。毎朝決まった時間に起床し、料理は自
 分でつくり、衣類や使う文房具一つに至るまでを丹念に扱う。

 時には気の置けないわずかな友人と酒を酌み交わし、教え子を招いてディ
 ナーも振る舞う。この生活スタイルで預貯金があと何年持つかを計算しな
 がら、日常は平和に過ぎていった。そんな穏やかな時間を過ごす儀助だっ
 たが、ある日、書斎のパソコンの画面に「
がやって来る」と不穏なメッ
 セージが流れてくる。
              (映画.com)

 映画を観るのは時間つぶしではないから、常にターゲットを絞っている。

 「」は、事前に筒井康隆の文庫本を買って読み始めたのだが、途中で挫
 折してしまった。 
 だから、仕切り直しの鑑賞だけど、評判通りの作品でした。
                      (テアトル新宿 にて)
 
2.3b
 ATMから、いつも使っていないカードで10万円を引き出し
 た。
 そのあとそれでは足りないことに気がついて、もう一度引き出
 そうとしたところ、「支払限度額を超えています」という表示
 が出た。

 そこで銀行に行って理由を訊いたところ、「70歳以上の人は
 支払限度額10万円になっています」との答えだった。
 その場で限度額引き上げの手続きをしてくれたが、最近は「特
 殊詐欺」にひっかかるのは高齢者だけではない。

 新聞に頻繁に出てくる記事の内容を見ていると、「投資詐欺」
 とか「ロマンス詐欺」とかいった、高齢者に限定されない内容のものの方が多い。 そして何回も繰り返して振
 り込むことにより、被害額が高額になってしまっている。

 だから銀行も、いつまでも「高齢者対策」にこだわらずに、「繰り返し振り込み」を検出するシステムを構築し
 た方がいい。
  
2.3a  
 明け方にを見た。

 「泡沫(うたかた)の」と言われているように、はすぐ消えてしま
 い、それがどんな内容だったのか、後になってみるとほとんどえてい
 ない。

 今朝のはうっすらだけれど、場所は私の事務所だった。
 以前南箕輪に、ワンフロアのだだっ広い事務所を構えていた。

 そこに何組かのお客さんが来ていて、その中に私に来て欲しいという会
 社の方がいた。
 私はその人に、「ガンが見つかったら仕事をやめて、野菜作りに専念し
 ます」、と言ったことだけははっきりとえている。
2.2b
 
 畑や土手から出てきたは、最初の頃は親戚の叔父さんに運転してもらった軽トラで河原に、その次は地元の土
 建会社の土場に棄てに行っていたのだが、それも一杯になってしまった。

 そこで新たな捨て場所を自宅に作ることにした。
 これが、焼却炉の横に作った石垣です。

 おじいさんは「や」だったから、積んだ石垣が地元のあちこちに残っている(背景のものもそう)。
 この完成した石垣を見て、おじいさんの遺伝子が受け継がれているのかなと、密かに満足をしている私です。
 
2.2a  
 94歳になるクリント・イーストウッドの、監督引退作とも囁かれ
 る映画「陪審員2番」が、「U-NEXT」でひっそりと配信公開され
 ている。

 日本では劇場公開はなく、米国でも50館以下の限定上映で、2度
 のアカデミー作品賞・監督賞に輝いた巨匠の最新作としては、なん
 とも寂しい扱いだと報道された。
 だが、監督41作目となる本作でも衰えを見せず、切れ味鋭い名作
 を生む手腕は健在だという。

 私なんか、彼がいつまで映画作成に関われるのだろうかと心配しな
 がら、次の作品の劇場公開を心待ちにしていた。
 日本にも、その様な人たちが多いことだろうにねえ。
2.1b
 見たいテレビ番組はあらかじめ予約をしておく。
 何年か前に、遠隔で操作できるDVDプレーヤーを買ったのはそのため。
 そして週末に、それを見ては消していた。

 でも、入院や仕事で丸々1週間家にいなかったから、録りだめておいた番組がこなせない。
 ということは、私にとって魅力がある番組が、この週はたくさんあったということ。
 だけど、今週はとても見きれそうにもない。
 
2.1a
 あいみょんの曲が難しいのは、ブレス(息継ぎ)が小節の
 間ではなく真ん中に入っていて、それを八分休符のときに
 しなければならないからだ。

 だからなかなかタイミングを取ることができないため、楽
 譜を目で追いながら、耳ではYouTubeから流れる曲を聞い
 て、頭の中にたたき込んでいる。

 何のため?
 そう、NHK「のど自慢」に出場するため。