あと あと のあと 2005年9月


        あなたをふくめた私たちに

     敗北は嫌いです  そう 恐いのです  
     きれいごとすぎます  ひたむきではありません
     自分の偶像を大切にして  他人の目を気にして  いつもためらいます
     そんな私の歩みです  よくわかっているんです

     なくなってしまいました  腹の底から笑って  涙を流して泣いて
     思い切り叫んで  真剣に愛して  そういった  人間にいちばん大切なことが

     何かに流されています  心の自由をうばわれています
     瞳が輝いていません  言葉が死んでいます

     コスモスの花が好きです  のびのびと咲いています  青空がよく似合います

     女は気まぐれです  とらえどころがありません  
     でも  男によって  ずいぶん変わるものです

     雨の冷たさを  背中に感じています  色あせた緑が  なぜかまぶしいのです
     秋になってしまいま した                               
                                    
    (1971年 9月 17日 の作品)

9.30
 自宅の電話番号は、83−8183。
 よくかかってくる間違い電話は、シルバー人材センターにかけられたもの。
 そこの電話番号は83−8184で1字違いだ。
 相手をよく確かめもせずに、いきなり用件を切り出してくるものだから、戸惑ってしまう。

9.29
 下駄や草履の鼻緒が切れると不吉だといわれているけれど、夏物のサンダルの鼻緒が少し踏ん張った拍子に抜
 けてしまった。
 私は、靴下を穿くのがあまり好きではないから、ラフな格好でいられるときはサンダル履きでいることが多い。
 夏が過ぎたといっても、まだしばらくは欠かせないアイテムだからと、靴屋さんに行ってみたところもう夏物は置か
 れていない。
 5軒ほどまわってみたが、商品はどこも秋物に入れ替えられている。 それはそうだ、季節はもう10月だもの。

9.28   
 お弁当を作っている現場に入るのはたいへんだ。
 まず髪の毛が出ないようにプロレスラーのような頭巾を被る。白色のつなぎの作業服を着て、
 口と鼻をすっぽり覆うマスクをする。
 鏡の前で服装の点検をし、粘着テープがついたローラーで全身の埃を吸着する。手をブラシを
 使ってていねいに洗い、それを乾かしたあと両手をアルコールがスプレーされる装置の中に入
 れる。
 そうするとエアーシャワーの扉が開くので、中に入って体を回転させて全身を手で叩いて埃を出
 し切る。 それでやっと、現場に入れるのです。

9.27  
 すべての立候補者がそうだとは思わない。だが、傾向としてあそこまで「自分を捨て」、「プライドを捨て」、「主義
 主張を捨て」、「笑いものにされ」、「頭を下げ」、「腰を折り」、「両手をつき」、「恥をさらし」、それでも敢然
 と
選挙戦を戦い抜く精神力は、これはもう並の人間の範疇を越えている。言うなれば、「人間の尊厳」を売り渡すに近
 い行為であり、そうまでもして戦う精神力は、プロスポーツ選手だって及ぶまい。


             「週刊朝日」  2005年 10/7増大号   「暖簾にひじ鉄」  内舘牧子  より

 私も、議員にだけは、なりたくないのです。

9.26  
 昨夜から、掛け布団をかけないと、寒くて眠られなくなった。
 それまでは、何もかけないで寝ていたので、朝方になって体が冷たくなって目が覚めていた。 日一日と気候が変
 化していくのがこのようにわかる。
 書店の店頭には、もう来年のダイアリーが積み上げられていた。

9.25b
 「運動会で一番になる方法」などという本が売られている。
  〜1ヶ月で足が速くなる股関節活性化ドリル〜 との副題が付けられたものだ。
 自慢にも何にもならないけれど、小学校の6年間、かけっこはいつもビリだった。おそらく、クラス
 の中でもいちばん足が遅かったのだと思う。
 かけっこに順位を付けない運動会が出現してきて、子供の競争心を奪ってしまうものだとの批判
 がされているけれど、いつもビリというのは、子供の深層心理にかなり深い傷を残しているのだよ。
9.25a
 「アザミ嬢のララバイ」が発売されたのが1975年9月25日、中島みゆきは今日がちょ
 うどデビュー30周年の日にあたる。
 私のまわりにも熱狂的な中島みゆきファンが何人かいて、私はその人たちに影響され
 る形で彼女の世界に引きずり込まれていった。
 とかく世間の人たちは「暗い」というイメージを抱いているようだけれど、中島みゆき
 すごさはその歌詞にある。
 どうってことはないきわめて日常的な世界を表現しているのだけれど、それが心の中に
 鋭い刃のように切り込んでくるのだ。

 今度コンサートがあったら必ず行くのです。               「時代」 →
9.24  
 ロータリークラブのゴルフコンペで優勝した。
 スコアは、アウト・40 イン・42 の82、バーディーが3つとれた。
 昨日のバックティからの「練習」の効果があったみたいだ。
 7〜8月の2ヶ月間1回もコースに出なかったけれど、やっぱり実戦を重ねないと上手にはなれないようだ。

9.23  
 初めてバックティから打つゴルフをした。
 アウトの出だしは、パー → パー → パー → ボギー → ボギー で、ひょっとしたらプロになれるかもと思った瞬間パ
 ー3 で 8打 の大たたき。
 ベストスコアの夢も一瞬のうちに潰えてしまった。
 だけど、バックティから打っていると、普段のゴルフが楽になってくるね。

9.22  
 フィットネスクラブのトレッドミルで走っていると、となりで走っている人と歩調が合ってしまう。
 足の長さや設定しているスピードは違うのに、ピッチが合ってしまうのが不思議だ。
 五木寛之の「四季・奈津子」(だと思った)の中で、体をぴったり合わせているふたりの心臓の
 動
が合っていく場面があったが、自分がかもし出すいろいろなリズムは、まわりの環境に少なか
 らず影響されているということなのだろう。
9.21  
 ネコは、落ち着ける場所を3箇所作るという。
 犬の場合は主人の視界の中にそれを作るというが、ネコは誰もが見えない場所でないと落ち着けないのだそうだ。
 それでは、私の場合の落ち着ける場所はいったいどこなのだろう?
 ひとつは自宅の書籍に囲まれた机に向かって座る椅子。もうひとつは事務所のコンピュータに向き合う机のこれも
 椅子。
 私はネコ系だから、もうひとつは誰の目にもつかない場所にするのです。

9.20  
 吉田拓郎 & かぐや姫 2006 in つま恋
 来年の9月26日土曜日、1975年に行われた場所と同じ、静岡県掛川市のつま恋多目的広場
 で、コンサートが開催されることが決まった。
 当時と時代背景が違うから、「朝までやるぞ!」とはいかないだろうけれど、友達と「絶対に行こう
 ね」と相談をしている。

9.19  
 ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シの7音階と、四分音符や八分音符などの長さで構成されているのだから、とても無限の
 組み合わせがあるとは思えないけれど、湯水のように毎日わき出てくるメロディたち。
 多少似通ったものもたまにあるけれど、それぞれが別の顔をして輝いている。
 いつの日か、新しいメロディが絶えてしまう日が来るのではないかと、そんな余計なことを心配している。

9.18  
 8oフィルムの映像をデジタル化し、DVDに焼き付けるサービスがある。
 まだビデオカメラがなかった頃撮りためたフイルムがあったので、劣化を防止する目的もあって頼んでみた。
 総録画時間4時間30分、決して安くはない値段だったけれど、子供たちへ時代を引き渡すことができた。

9.17  
 浜松市にある、トヨタ・レクサス店に顔を出してみた。
 8月30日に開店して以来、初めての1台が昨日売れたと販売員が言っていた。
 80万都市の浜松でたった1台だよ。
 店舗の雰囲気が独特だから、それだけ敷居が高くなっているようで、土曜日だというのにお客さま
 はまばらだった。

9.16  
 東名高速道路を、室蘭ナンバーを付けた競走馬運搬車が走っている。きっと、阪神競馬場辺りに向かっているのだ
 ろう。
 ところで、はどんな状態で運ばれているのだろうか?                           
 大人しく横になっているとは思えないし、立っていればブレーキを踏んだときなどに足に負担がかかる。
 もしかしたら、ロープかなんかで馬体をつり下げているのかもしれないね。

9.15  
 ワープロを使っていたときの名残で、文字入力はかな変換を使っている。
 頻繁に発生するミスは、「っ」「ょ」「ゃ」とかいった小文字のひらがなが大文字で入っ
 てしまうこと。
 小文字の場合は、Shiftキーを押しながら文字キーをタッチすればいいのだが、Shift
 キーを押すタイミングが遅くなると、小文字に変換されないままの大文字が画面に現
 れてしまう。
 この微妙なタイミングが未だに身に付かないため、いつもかなりのロスが発生しているのだ。

9.14  
 ナイトキャップのつもりで、野沢 尚の「さよならを言う恋」を読み始めたのだけれど、どうにも止まらなくなってしまっ
 た。
 「1年半に離婚した前妻が、シティホテルの部屋で会わないかと言ってきた。訳がわからないまま出掛けて行くと、
 そこは1泊8万円もするスィートルームだった」。 そんな場面から物語は始まる。
 それにしても、作家の才能ってすごいね。 男女の心の揺れ動くさまを、こうやって文字だけで表現できるんだもの。

9.13  
 永久歯が生えてこない子供が増えているという。
 永久歯が欠落している人の割合は、2004年のデーターでは11.6%にも達しているのだそう
 だ。
 その原因は、栄養バランスが崩れてカルシウムやミネラルが不足していること、よく噛まないた
 めにあごが狭くなってが退化していること、保存料や食品添加物の影響などが可能性として
 指摘されている。
 乳が抜けても生え替わるがないなんていう恐ろしいことが、私たちの身のまわりで現実に
          起こっているのだ。

9.12  
 衆議院選挙は、自民党というよりも小泉純一郎の勝利だった。
 「郵政民営化に賛成か反対か国民に聞いてみたい」という直接民主主義型の問いかけに、有権者は素直に反応し
 た。
 驚いたのは、立候補者個人の魅力や義理人情をベースにした票なんてたいへんもろいものだということ。当然のこ
 とだが、政党の掲げる政策を選択肢としては優先したわけだ。
 「憲法改悪もこの調子でやられるよ」と心配する人もいるけれど、単なるムードや判官びいきが票の行方を左右しな
 かった今回の選挙を見れば、国民は日本の未来をきちんと判断することができると思う。

9.11  
 今日のゴルフのときに着た灰色のポロシャツと、風呂から上がったあとに着た青いポロシャツは、
 同じメーカーの色違いのもの。
 少し前からだけれど、右胸の辺りが10p四方くらいの広さで毛羽立っているのが目立つようにな
 った。
 なぜこんなふうになるのだろうかと不思議だったけれど、その原因がやっとわかった。
 犯人は車のシートベルト。たすき掛けになるベルトが当たるために、その摩擦でささくれ立った
 ののようだ。
 原因がわかってすっきりはしたけれど、防御策がないのが困る。

9.10  
 川崎在住の友人が、舟木一夫の「赤詰めコンサート」の割引券を10枚も送ってくれた。
 商店街の店先に置いてあるのを見て、私を思い出したのだという。
 その券を持っていくと、2000円で入場することができる。
 「赤詰めコンサート」を見に川崎まで出掛けていくエネルギーはないけれど、チケット代が2000円にまで値下がり
 してしまうというのもショックだ。

9.9  
 私がこの仕事を始めるとき、「時計とだけはいい物を身に付けなさい」とアドバイスしてくれた人
 がいた。
 時計は腕になじまなくて邪魔だからほとんどしなくて、も水が染みてこなければいいやくらいに
 思っていた。
 3ヶ月程前に「シューマート」で買った「mareffi」の靴、いろいろなメーカーのものを履いてみたけ
 れど、足へのフィット感がずば抜けていた。それで衝動的に買ったのだけれど、3ヶ月経った今で
 も履き心地はさらに良くなっている。
 1足23,000円、見た目はどうということもないなのだけれど、これが商品の価値というものなのだろう。

9.8  
 木曜日は「週間プロレス」の発売日だ。
 私がまだプロレスに熱い情熱をそそいでいた頃、仕事が終わるのが遅い時間になってしまうものだから、コンビニを
 何軒もまわってベースボール・マガジン社発行の「週間プロレス」を探したものだ。
 たった1冊を確保するのがたいへんだった。そのくらい「週プロ」は売れていた。
 発売部数がどのように変化しているのかはわからないけれど、そのころに比べるとプロレス人気は低迷し、「週プロ
 」も簡単に手に入るようになった。 だけど、買う必然性もなくなってしまっている。

9.7  
 この春亡くなった人の夢を続けて見た。
 まさか、私を呼んでいるわけではないないよね。だから、時間をみつけて、お線香をあげに行こうと思っている。
 夢には出てこないけれど、亡くなってしまった昔の知り合いのなかに、お葬式にも行けなかった人が何人かいて、
 ずっと気になっている。
 時間をみつけて、一度「会いに」行こう。 そんな気持ちになっているのです。

9.6  
 伊藤園の、「お〜いお茶 濃い味」が美味しい。
 先月の検診で、主治医の先生から、「スポーツ・ドリンクを飲んでいるでしょ?」と言われて以来、水分補給
 はお茶に切り替えたのだけれど、今ひとつしっくり来なかった。
 「お〜いお茶 濃い味」は、名古屋の会社の社長に紹介されてから飲み出したもの。
 そのキャッチフレーズどおり、「濃くておいしい」!
9.5  
 先週発売されたロト6の数字が3つ合っていたので、宝くじ売り場に持っていったところ、「8,500
 円当たってます」と言われた。
 数字をひとつ見落としていて、実際には4つの数字が合っていたことになる。
 こういうときって、すごく儲かった気分になるね。
 4つの数字が合っていたのは初めてのこと。こうやって徐々に階段を上がって行き、いつかは2億
 円
だ!

9.4  
 松本のトヨタ・レクサス店を覗いてみた。
 雑誌などを読んで、ホテル並みの接待がされることはあらかじめ知っていたから、別に驚くようなことはなかったけ  
 れど、簡単には入れない敷居の高いお店になってしまっている。
 入り口のゆったりした駐車場に導かれたのは、ベンツとかBMWとかいった高級車。それ以外の車は、奥の方にあ
 る駐車場に連れて行かれるらしい。
 それぞれの車は目が飛び出るくらい値段が高く設定されていたが、マジェスタのすごさを改めて認識させられたか
 ら、これからも目移りすることなくマジェスタとお付き合いをすることができそうだ。

9.3  
 東野圭吾の新刊「容疑者Xの献身」のブックカバーは黒色。
 誰かが手に取った部分には、その人の指や手のひらの脂がついて、積み置きのが汚く見える。
 だから、いったん戻しても自分の指紋がいっぱい付いているのがわかるから、結局それを買うことになってしまった。
 これがを売るための戦略だとしたら、それはすごいことだ。

9.2  
 今年はをいくつ食べたのだろう?
 友人から1箱送っていただいたものを、1個食べたのは覚えているのだけれど、それ以外は記憶に残
 っていない。
 FMラジオから流れるそれとは関係のないの話題を聞いていて、ふと考えた。

9.1  
 仕事中に、壁に掛かっている計を眺めながら、早く定にならないかなあと思っていた頃があった。
 そんな仕事との関わりと、充実とは程遠い毎日が嫌で仕方がなかった。
 それにしても、今のの流れは速すぎるわ。 もっとゆっくり歩みたいのだけれど、どうしたらいいのだろう?